みずほ情報総研はこのほど、「介護医療院開設に向けたハンドブック」※を公表した。介護医療院の開設や移行で生じる課題や、関係省令や通知のポイントを整理している。
　既に介護医療院の開設・移行を進めている医療機関だけでなく、将来的に移行を考えている場合も参考になるだろう。今回、特に介護医療院「単独型」と「医療機関併設型」の施設基準の違いなどをピックアップした。【大戸豊】

※平成30年度厚生労働省委託「介護医療院開設移行等支援事業」

介護医療院開設に向けたハンドブック

　4月にスタートした介護医療院だが、介護療養型医療施設からの最大の転換先とみられており、施設基準も、既存のリソースを活用できるようにしている。
　介護医療院の療養室は、定員4人以下、1人当たりの床面積は8.0平方メートル以上だが、大規模改修までの間は、介護療養病床の基準である6.4平方メートル以上が認められている（ただし、25単位の減算あり）。

介護医療院の基本報酬が複雑になった背景

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