経営戦略
-
「貴重な医療財源を効率的に使う」を念頭に置く
2017年06月15日 05:00
【高崎健康福祉大学健康福祉学部医療情報学科准教授 木村憲洋】 2018年度の診療報酬改定の行方がそろそろ気になるころかもしれません。 近年は、7対1入院基本料の基準の厳格化や療養病棟入院基本料2(25対...
-
退院支援強化で看護必要度厳格化を乗り越える
2017年06月07日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■看護必要度厳格化に求められている取り組みを考える 前回 は、「重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)のA項目(モニタリングおよび処置等)を厳...
-
I・II群の特性を反映した重み付けは可能か
2017年06月05日 05:00
【千葉大学医学部附属病院 副病院長・病院長企画室長・特任教授 井上貴裕】 2018年度診療報酬改定に向けてDPC/PDPSの機能評価係数IIの見直しをめぐる議論が進行中である。 5月24日に開かれた「DPC評価...
-
医療者の経験・研修などの管理に不備はないか
2017年05月26日 05:00
【株式会社ウォームハーツ代表取締役 長面川さより】 今回は施設基準の届け出とその管理の在り方について考えたいと思います。 まず、現場の医療スタッフは、施設基準で人員配置に基準がある項目をご存じ...
-
看護必要度の厳格化は慎重を期すべき
2017年05月24日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■急性期病棟における医療資源投入量の少ない患者像 連載第21回「 低入院単価3パターンに見る看護必要度対策 」では、入院単価の低い患者を次の3パターンに分け...
-
NSTと呼吸ケアチームは加算に執着しない
2017年05月22日 05:00
【千葉大学医学部附属病院 副病院長・病院長企画室長・特任教授 井上貴裕】 連載第46回 ではチーム医療、特に栄養サポートチーム加算を取り上げた。院内に横串を刺すチーム医療の活動は重要で、加算を...
-
25対1と介護療養は計11.8万床
2017年05月16日 12:00
来年3月末の廃止が予定されている医療療養(25対1)と介護療養の病床数は、全国で11万8125床に上ることが、医療データベース事業を展開する「日本アルトマーク」(東京都港区)の調査で分かった。届け出上の種...
-
病院を核とするストック型まちづくり(2)
2017年05月15日 12:00
【独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)熊本総合病院病院長 島田信也】 1.はじめに 前回は、「 病院がまちづくりにかかわる必要性とその理念 」と題して、体系的モデルを示しながら提案した。その...
-
退院時の薬剤指導や入院時の栄養指導を可視化
2017年05月11日 05:00
【福井県済生会病院事務副部長兼医事課長 酒井光博】 医療の質は、国民が医療に求める大きな要素の一つである。厚生労働省は「医療の質の評価・公表等推進事業」を2010年度に開始し、多くの団体が参加してい...
-
大学病院の脳梗塞症例増から見る地域の課題
2017年05月10日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■症例数増加も稼働率はアップせず DPC算定病院では、年々症例数が増加している=グラフ1=。大学病院本院(DPC病院I群)もそれ以外(DPC病院II群・III群)も同...
-
研修医が多いと診療密度が高くなる理由
2017年05月08日 05:00
【千葉大学医学部附属病院 副病院長・病院長企画室長・特任教授 井上貴裕】 医療機関群ごとに評価される基礎係数では、診療密度が高く、DPC/PDPSの包括範囲内で医療資源投入量が多い病院でなければII群にな...
-
改正個人情報保護法、医療・介護業界は大丈夫か
2017年04月28日 05:00
【山崎祥光(御堂筋法律事務所)弁護士、医師】 1.個人情報保護法改正の概要とスケジュール 個人情報保護の世界基準への対応や、個人情報保護の強化のため、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護...
-
低入院単価3パターンに見る看護必要度対策
2017年04月26日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■7対1入院基本料の単価が高いことは周知の事実 先月の中央社会保険医療協議会(中医協)総会では、入院基本料区分別の1日当たり平均レセプト請求点数のグラフ...
-
救急医療入院の現実的な判断基準とは
2017年04月24日 05:00
【千葉大学医学部附属病院 副病院長・病院長企画室長・特任教授 井上貴裕】 入院期間の短縮が進み、各病院が新入院患者の獲得に動く中で、救急に注力する病院が増加している。2016年度診療報酬改定で「重症...
-
早くも黄信号!? 推進法人に6つの問題点
2017年04月21日 12:00
2014年1月のダボス会議での安倍晋三首相の発言をきっかけに、鳴り物入りで始まった「地域医療連携推進法人制度」に早くも黄色信号が灯っている。当初、参加が有力視されていた法人が、次々と辞退しているとい...
-
「逃げ水」の歴史は繰り返されるのか
2017年04月21日 05:00
【社会医療法人財団董仙会 本部情報部 山野辺裕二】 最近、政府や国会などいろいろな場で、医療ITに関係する多様な議論が進められ、今後は法律や政令、通知や報告書といった形で打ち出されてきます。連載で...
-
DPC分類で優先順位付け、在院日数短縮を
2017年04月20日 05:00
【福井県済生会病院 事務副部長兼医事課長 酒井光博】 DPC制度(DPC/PDPS)は、2003年4月に特定機能病院を対象に導入されてから、さまざまな制度の見直しを経て今日に至っている。18年度の診療報酬改定では...
-
傷病によってマーケティング戦術は変わる
2017年04月19日 12:00
【医療法人青心会郡山青藍病院 常務理事 野中俊英】 ■戦略的マーケティング戦術とは 今回は、病院の「戦略的マーケティング戦術」を取り上げます。ここでは、「マーケティング戦略を基に、増患につなげる...
-
トップの情熱とチーム力で介護療養を転換
2017年04月18日 05:00
【医療法人健和会・本部事務部長、 奈良東病院事務局長 岡田智幸】 昨今、病院は国の方向性に基づき、地域性も勘案しながら、よりスピードを重視した方向転換が問われていると実感しています。また、その...
-
「平成28年熊本地震」から1年
2017年04月14日 12:00
【独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)熊本総合病院病院長 島田信也】 1.はじめに 誰もが予想だにしなかった「平成28年熊本地震」から、ちょうど1年が経った。現在の筆者の最たる関心事は、「熊本...