経営戦略
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「崖っぷち」市立病院、慢性期中心に転換
2018年01月11日 05:00
【士別市立病院 院長 長島仁】 ■繰入金12億では士別市自体が持たない 北海道士別市は、札幌の北東約190キロの場所にあり、農業と畜産が盛んで「羊のまち」としても知られています。 士別市立病院は195...
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看護必要度B項目の置き換えは長期的な視点で
2018年01月10日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■Evidence Based Policy(エビデンスに基づく診療報酬制度)時代の本格化 2018年度診療報酬改定に向け、中央社会保険医療協議会(中医協)の「入院医療等の調...
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基幹病院を絞る議論をどう進めるか
2018年01月09日 05:00
【津田塾大学 総合政策学部准教授 伊藤由希子】 連載では基本編・応用編として、地域医療の需要と供給のギャップを埋めるための「データ」の活用術を紹介してきた。最終回の実践編では、医療資源の集約が必...
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病院経営の明暗を分ける人材確保力
2017年12月27日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■診療報酬改定の基本方針、基本的視点から読み取れる「働き方改革」への強い決意 診療報酬改定の基本方針が12月13日の中央社会保険医療協議会総会で示された。...
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ガイドラインに基づく適切なPCIが求められる
2017年12月25日 05:00
【千葉大学医学部附属病院 副病院長・病院長企画室長・特任教授 井上貴裕】 1. 進行中の議論 中央社会保険医療協議会の11月29日の総会では、安定冠動脈疾患に待機的に実施するPCIは、原則として術前の検...
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「やりたい医療」と「求められる医療」
2017年12月20日 05:00
【京都市立病院 副院長 森一樹】 すべての医療機関は、固有の理念を実現するための組織体である。ビジョンとは理念、今の姿、社会・医療情勢に基づいて、数年後になりたい具体的な姿といえる。京都市立病...
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回復期としての“狭き門”を通れるか
2017年12月14日 05:00
【医療法人大誠会内田病院 法人本部長 内田智久】 慢性期の病院で働くようになって最も感じたのは、急性期病院のような慌ただしさがないことである。救急車のサイレンや、廊下を移動するストレッチャー、さ...
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看護必要度、認知症の評価アップは病床高回転に水を差す?
2017年12月13日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■新たな評価体系において一層重要になる看護必要度の評価内容 11月24日の中央社会保険医療協議会(中医協)で示された新たな評価体系(案)への驚きが冷めやら...
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医師のモチベーションを斬る!
2017年12月12日 05:00
【ハイズ株式会社 代表取締役 裴英洙】 病院経営の支援をしていますと、病院経営者や管理者から必ず相談されるのが「医師のモチベーションの上げ方」です。 医師をはじめとする医療職はもともと高い倫理...
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短期滞在手術等基本料3がDPCに戻る意味
2017年12月11日 05:00
【千葉大学医学部附属病院 副病院長・病院長企画室長・特任教授 井上貴裕】 1.2018年度改定 短期滞在手術等基本料3の扱い 2018年度診療報酬改定では、DPC対象病院の短期滞在手術等基本料3(以下「短手3...
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行政指導も怖くない!記録と管理の徹底術
2017年12月01日 05:00
【株式会社ウォームハーツ代表取締役 長面川さより】 各地方厚生局が行う適時調査・個別指導などでは、保険診療の適切なルールに則って人事管理や診療情報を記録しているかが問われます。また、国の政策であ...
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病院が抱える問題の本質は「赤字」ではなかった
2017年11月29日 12:00
【常滑市副市長 山田朝夫】 ■看護部長が病院祭を発案「情報発信が足りなかった」 100人会議があった年の年度末、看護部長の発案で、初めての「病院祭」を開催しました。彼女は私にこう言いました。「最...
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看護必要度と看護師配置のずれから見える懸念
2017年11月29日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■入院医療ニーズの変化に弾力的で円滑な選択・変更を推進するとは 24日の中央社会保険医療協議会(中医協)では、急性期病棟の入院料の新たな評価体系(案)が...
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救命救急入院料1・3とSCU、看護必要度基準の整合性とは
2017年11月27日 05:00
【千葉大学医学部附属病院 副病院長・病院長企画室長・特任教授 井上貴裕】 1.ICU等の主な施設基準に関する議論 11月2日に開催された「2017年度第11回入院医療等の調査・評価分科会」では、救命救急入院...
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データから見える地域の機能集約の方向性
2017年11月24日 12:00
【津田塾大学 総合政策学部准教授 伊藤由希子】 この連載では、基本編・応用編・実践編と題し、地域医療の需要と供給のギャップを埋めるための「データ」の活用術を3回にわたり紹介したい。応用編の今回は...
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「着実な対応」で紹介率が20ポイントアップ
2017年11月22日 05:00
【京都市立病院 副院長 森一樹】 京都市立病院では、水曜の朝8時30分から診療管理委員会が行われる。すべての診療科部長、各部署の責任者が集まり、その週の診療科ごとの経営指標、目標達成度、病棟ごとの...
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病院が「紳士協定」で結び付き、機能分担進める
2017年11月02日 05:00
【益田赤十字病院 院長 木谷光博】 はじめに 益田赤十字病院院長の木谷といいます。私は1958年(昭和33年)に兵庫県北部の新温泉町居組という無医村に生まれました。病弱でもあり、両親と近隣の開業の先...
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看護必要度高い「スーパー10対1」などを評価すべき
2017年11月01日 05:00
【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】 ■分析対象データを拡大し「スーパー10対1」の患者像に迫る 以前、7対1入院基本料算定病院と10対1入院基本料算定病院における「重症度、医療・看護必要度」(...
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公立病院の事務はプロパー職員だけで
2017年10月31日 12:00
公立病院の事務職は、病院の事務を一生の仕事にしたいと思うプロパー職員だけでいい-。岡山市立市民病院の豊岡宏事務局長はこう言い切る。民間企業から病院の世界に入り、公立病院の経営再建を進めてきた&ldq...
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10年目の医師事務作業補助体制加算のこれから
2017年10月30日 05:00
【千葉大学医学部附属病院 副病院長・病院長企画室長・特任教授 井上貴裕】 医師の働き方改革の必要性が叫ばれる今日、医師事務作業補助体制加算は今後も病院勤務医の負担軽減に向けて期待を集めることだろ...