外来患者の主治医機能を発揮する中小病院と診療所の評価「地域包括診療料」(地包診)を届け出る医療機関が202施設あることが、CBnewsの調査で分かった。地方厚生局が21日までに公表した最新のデータ(※)を集計した。昨年7月時点で93施設が届け出ていたが、約1年で2.2倍に増えた。2016年度診療報酬改定で、施設基準が緩和された影響とみられる。【佐藤貴彦】
■届け出施設数、いったん減ったが…
地包診のほか、再診料の「地域包括診療加算」(地包加)の届け出施設数も集計した。
地包診と地包加は、14年度改定で新設された外来患者の主治医機能の評価。地包加は診療所のみが評価の対象で、地包診は許可病床200床未満の病院でも届け出できる。
集計の結果、地包加を届け出ていたのは5242施設だった。また、地包診を届け出ていた202施設のうち、病院は27施設、診療所は175施設だった。
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