社会保障審議会の医療部会（部会長＝永井良三・自治医科大学長）は20日に会合を開き、制度の見直しに向けて議論した。厚生労働省は、医療法を改正して医療機関のウェブサイトの規制を新設し、うそや誇大な内容などを載せた場合に処罰することを提案。委員から反対意見はなかった。【佐藤貴彦】

　医療機関が広告できる内容は厳しく制限され、それ以外の情報を載せた場合や、広告した内容がうそだった場合などの罰則が設けられている。ただ、広告規制の対象はチラシや看板などで、インターネット上のウェブサイトは一部 ＝表、クリックで拡大＝ を除き、広告以外のものとして取り扱われてきた。

　しかし、医療機関のウェブサイトが美容医療サービス関係の消費者トラブルのもとになっているとして、内閣府の消費者委員会が問題視。同省に対し、規制を設けるよう求めていた。

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