25日に投開票が行われた日本医師会(日医)の会長選は、同じ執行部で会長だった横倉義武氏と、常任理事だった石井正三氏の一騎打ちとなったが、横倉氏の圧勝だった。横倉氏は、これからの任期の最終盤で2018年度診療報酬・介護報酬の同時改定を迎える。来年4月の消費増税が見送られたことなどから強まるであろう「医療費適正化」圧力に対し、かねて主張している「過不足ない医療」のためにどのような施策を講じるかに関心が集まる。会長選の一日を追った。【君塚靖】
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午前8時 定例代議員会の受け付け30分前。横倉陣営と石井陣営が、日医会館(東京都文京区)の1階入り口の両側に並び、全国から集まる代議員を迎え入れながら、支持を訴えた。
横倉陣営には、執行部のほとんどがそろった一方、石井陣営は、陣営といっても本人ただ1人だった。
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