日本医師会(横倉義武会長)と全国医学部長病院長会議(荒川哲男会長)は19日、各大学に、医学生や卒業した医師の異動を生涯にわたり把握する「医師キャリア支援センター」(仮称)を設置することを盛り込んだ、医師の地域・診療科偏在の解消に向けた合同提言の骨子を発表した。同センターは、卒業生を出身大学の所在地域での臨床研修につなげるほか、その後も継続して医師のキャリア形成を支援するという。【丸山紀一朗】
提言の骨子では、同センターの設置を含む5つの柱が掲げられた。現在の医師不足の本質は医師の地域・診療科偏在だとした上で、「この課題解決のためには医師自らが新たな規制をかけられることも受け入れなければならない」と踏み込んだ。日医と全国医学部長病院長会議は、正式な提言を近く取りまとめ、厚生労働省に示すとしている。
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