【北大大学院保健科学研究院 健康イノベーションセンター客員研究員 岡﨑光洋】
第1回では、お薬手帳を電子化することの意義について整理しました。こうして、「どこでもMY病院」構想に端を発した電子お薬手帳ですが、その推進力となるような評価が必要と思われた2014年度診療報酬改定では、算定要件に含まれず、失速感が否めない状況になっています。
社会的なシステム構築に向けた国の目標が明確になったことで、医療の現場においては、そのシステムをどのように利用し、結果に結び付けていくかが、今後ますます期待されるでしょう。
(次回配信は6月17日5:00を予定しています)
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