【医療環境情報研究所代表取締役 大谷勇作】
処方せんに依存する薬局は医療費の抑制政策によって、一般用医薬品を扱ってきた薬局は規制緩和政策によって、経営面だけでなく、その存在意義についても、不安定な状況に追い込まれています。
薬局関係者が、処方せんに依存した調剤専門薬局の行方に気を取られていたすきに、一般用医薬品の店頭販売について、多くの政策的な改変がなされました。
さらに、インターネットを通じた販売方法「ネット販売」が加わることで、薬局における一般用医薬品の提供システムがほころび始めています。
最終回は、一般用医薬品のネット販売解禁の意味を確認し、薬局が直面する問題を検証します。
(残り4538字 / 全4826字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】