【株式会社スターコンサルティンググループ代表取締役 経営コンサルタント 糠谷和弘】
最終回となる今回は、「成功する高齢者住宅事業」のための具体的な実践ポイントを5つ提案します。
法人によっては、 率直に言えば、本業で「できない人」「居場所のない人」に、高齢者住宅事業をあてがうというケース が見受けられます。これでは、成功するはずがありません。逆に 「できる人」に現業と住宅事業を兼務させているケース も散見されます。どちらに軸足があるにせよ、中途半端に兼務で関わって成功できるほど、簡単な仕事ではありません。
「経営はトップで99%決まる」という言葉があります。運営トップの人柄や関わり方は、結果を大きく左右します。可能な限り、「できる人」が「専任」で関われる環境を(できればオープンの6か月前から)つくることが重要です。
「できる人」とはどんな人か、その意味(目安)をお伝えします。
□コミュニケーション力が高い
□責任感が強い
□“段取り”ができる(タスク管理ができる)
□“できない理由”を探さない(経験・ツール・設備・備品がないことを、で
きない理由にしない)
□“利用者数”に対する意識が高い(集客に対する意識が高い)
□パソコンに対する苦手意識がない
もちろん、高齢者住宅や介護サービスに対する知識や技術を持つことも大事ですが、それ以上に、この6つが大事だと思います。
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