【済生会熊本病院地域医療連携室室長代行 赤星麻沙子】
これまでアライアンス連携の取り組みを紹介してきました。この連携は「患者さんのやりとりが連携ではなく、患者さんのストーリーに責任を持つことが必要」という考えに立っており、例えば転院先からの転帰報告を通じて「転院の時期は適切だったか」「転帰は医学的に容認できるものだったか」などを確認しています。
1回目に書いたように、「顔の見える連携」を強化しようと連携会議を開催しても、なかなか関係が深まらないという場合には、「地域で質の高い継続医療を提供する」という本来の目的をどうすれば達成できるのか、もう一度検討してはいかがでしょうか。
最終回は、「なぜ、アライアンス連携を推進できたのか」という点を考えたいと思います。
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