【一般財団法人操風会 岡山旭東病院医療秘書課 酒井教子】
DPC制度では、入院期間中に医療資源を最も投入した「傷病名」と、提供される「診療行為」の組み合わせによって、DPC点数が異なってきます。また、DPCによる算定対象となる期間も、コーディング時に選択した手術や処置などによって異なってくるので、とても複雑です。
初めてコーディングを行う職員にとっては、このような仕組みが理解しづらかったようです。しかし、実際に多くの症例をこなすことで理解が進み、解決することができました。
どのコーディングを適用すべきか迷った時、今までは診療情報管理室に問い合わせていましたが、入院医事担当者全員で業務を行うようになってからは、メンバー同士で相談し合えるようになりました。もちろん、難しい症例は医師や診療情報管理室に問い合わせていますが、まずは全員で悩み、答えを導き出そうとすることが、とても大切だと感じています。
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