【山口県済生会下関総合病院 企画・建設対策室主幹 中村敦】
一般の人たちに「病院に勤めている人は?」と聞くと、医師、看護師、薬剤師、検査技師、レントゲン技師(診療放射線技師)、事務員などを挙げます。しかし、「病院の事務」と聞いて思い浮かべるのは、窓口の受付や医療費の計算、そして病院ドラマなどで何か起こるとあたふたと登場する「事務長さん」くらいのようです。
実際の病院の事務職と言いますと、医事はもちろんですが、一般の企業と同じように総務(庶務)、人事、経理、用度(購買)のほか、最近では企画や経営など、さまざまな部署で多くの事務職員が働いています。しかし、医療職と比べると、やや影が薄い存在です。これは一般的な印象だけでなく、病院内でも似たような状況となっています。
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