【有限会社わくわくコーポレーション・メディカル広報センター代表 四元重美】
いきなり刺激的な見出しとなったが、これも一種の驚き( Surprise )表現だ。
色は、人の心理に大きな影響を及ぼす。例えば、あるケーキ店に行ったとしよう。すると、まだ食べたことはないのに、「わあ、おいしそう」と、つい言葉が出てしまうことがないだろうか。色がおいしそうな雰囲気を醸し出しているのだ。それほど色は、人の心や生活に影響を与える。赤い色は元気を奮い立たせてくれるし、青はさわやかさを感じさせ、緑は安心感を、といった具合だ。こうした色の特性をつかみ、自院のブランド化に役立てたい。
以前、パッケージのデザインを変えただけで、売れ行きが何倍にもなったお米がある。ある農協が人気イラストレーターの美少女イラストを米袋に採用し、ネット限定で販売したところ、注文が殺到、用意した1000袋が数日で完売したという。この商品が、通常より3割ほど高いにもかかわらずだ。
時代が進歩するにつれ、商品やサービスのクオリティーが底上げされ、良くも悪くも、品質の差はほとんどなくなってきている。また、生活が豊かになるにつれ、人間は商品がもたらす心理的な充足感を重視するようになる。そのような観点から考えれば、医療機関といえどもデザインを無視できないのだ。
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