【慶応義塾大学病院医療事務室主任 三谷嘉章】
■戦略立案とは
昔から「段取り8割、仕事2割」といわれています。これは、仕事において段取りが非常に大きな役割(8割)を占め、それが成功すれば実際の仕事の実行は2割にすぎないといった意味です。
「段取り」の部分がきちんとしていないと、仕事もうまくいかないし、結果もよくないということになりますが、この「段取り」がしっかり行われているのか、「段取り」をきちんと行える組織や仕組み、手順は整っているのか、といったことには、なかなか目が向きません。
今回、医療連携室の業務の質を評価する項目を検討する上で、
○一番初めに「段取り」=「戦略立案」がきちんと行われているかどうかを確認しよう
○どんなところを見れば、段取りがきちんと行われていることになるのか考えよう
○そのための「見るべきポイント」=「評価指標」を考えよう
を軸にして、指標の検討を始めました。
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