【株式会社仲野メディカルオフィス 仲野豊】
人気テレビドラマ「ガリレオ」の主人公・湯川学が、超常現象としか思えない不可思議な事件の謎を解くようになったのは、大学時代からの知り合い、草薙俊平刑事から捜査に協力するよう依頼があったためです。2人の間では、シャーロック・ホームズが湯川、ジョン・H・ワトスンが草薙という役割分担になっています。外来医療においても、大病院と中小規模病院や診療所との役割分担が大きく変わろうとしています。保険薬局も、この流れを見極めなければ、「出番」がなくなるかもしれません。
25年には「団塊の世代」(1947-49年生まれ)が後期高齢者となり、75歳以上の高齢者が総人口の20%近くを占めます。この流れに伴い、外来医療費の増大が見込まれますが、厚生労働省が仕掛けるのが、外来患者を“分担る”(わける)政策です。これをひもといてみましょう。
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