【山形県・酒田市病院機構理事長 栗谷義樹】
今回は、当法人が運営する「日本海総合病院」の前身である、県立日本海と市立酒田両病院の統合がどのように進んでいったのか、どんなことがポイントとなったのか、具体的な手続きの経過を振り返る。
「県立と市立の経営統合」を結論付けた外部委員会の答申を受け、酒田市は2005年、山形県に病院の統合再編を申し入れた。しかし、県からの回答は、「県立病院事業全体の在り方の中で検討する必要がある。外部監査法人に委託して県立病院事業分析評価調査事業を行い、酒田市の提案については、その結論を踏まえて判断する」というものだった。
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