【睦町クリニック院長 朝比奈完】
在宅医療では、多職種、多事業所との連携が必要です。連携の要になるのは情報共有ですが、従来の情報伝達の手段は電話、ファックス、連絡ノート、時には電子メールなどに限られていました。これらのメディアは同報性や利便性、即時性、セキュリティーなどの面で多くの問題を抱えており、多忙な業務の中できめ細やかで迅速な情報共有を行うには、必ずしも適切と言えるものではありません。
ところが、「サイボウズLive」*というクラウドで稼動する無料のグループウェアを利用したところ、一定のセキュリティーを備えた上で、簡単に情報共有でき、在宅医療現場における情報共有ツールとして極めて有用であることが分かりました。
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