【済生会吹田病院事務長 宮部剛実】
最終回の今回は、経営企画室による人事制度改革への関わりや、人材マネジメントを中心に、最近の話題を提供したい。
当院の人事制度改革は2005年度に始まり、3度の再構築を経て今日に至っている。改革は経営企画室が中心となったわけではないが、取り組んだ主要な構成メンバーは重なっている。筆者もその1人であるし、経営企画室の責任者である副院長(当時)ともう1人の副院長もそうである。
取り組みの時間軸は異なるものの、人事制度改革の理念は、経営企画室の方向性と軌を一にしており、相互に補完し合うシステムを作り上げてきた。
例えば、経営企画室が策定した目標・行動計画に基づいて実現したことを評価し、処遇するのは、人事制度の仕組みである「人事考課制度」である。
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