厚生労働省によると、全国の医療機関や薬局による電子処方箋の導入率が7月28日現在、12.9%にとどまった。施設の種類別では、病院1.8%、医科診療所3.7%、歯科診療所0.2%、薬局39.9%と対応の差が目立つ。【兼松昭夫】
政府は、オンライン資格確認のシステムを導入済みの医療機関や薬局のおおむね全てに、2025年3月までに電子処方箋を導入させたい考えで、早期対応を呼び掛けている。
電子処方箋の導入率は、オンライン資格確認システムを導入済みの医療機関や薬局のうち、電子処方箋にも対応している割合。
施設の種類別や地域ごとの普及状況を「見える化」するため、厚労省とデジタル庁が共同で開発した「ダッシュボード」によると、電子処方箋に対応できる医療機関や薬局は7月28日現在、全国に計2万7,072カ所ある。導入率は12.9%で、6月30日時点(12.1%)から0.8ポイントの伸びにとどまった。
都道府県別の導入率トップ5は、
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