厚生労働省は3日、2023年度の概算医療費(速報値)が47.3兆円に上り、3年連続で過去最大を更新したと発表した。前年度比で2.9%増えた。新型コロナウイルス感染症が同年5月8日に感染症法の2類相当から5類に移行してから、行動制限の廃止に伴いインフルエンザなどが流行したことや、新型コロナ以外の入院患者が増えたことが影響したと厚労省はみている。【松村秀士】
23年度概算医療費の診療種類別の内訳は、医科35.1兆円(対前年度比2.1%増)、歯科3.3兆円(1.9%増)、調剤8.3兆円(5.4%増)などと軒並み増えている。
医科のうち、入院は18.7兆円(3.1%増)、外来や在宅などの入院外は
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