職業紹介事業者が求職者に「祝い金」を提供して転職を促す違反行為に歯止めを掛けるため、厚生労働省は24日、労働政策審議会の部会に規制強化の案を示した。祝い金や転職勧奨の禁止を職業紹介事業の許可条件に加え、指導監督をしても違反を繰り返す事業所の許可を取り消すなどの内容で、おおむね了承された。医療・介護分野も含む事業全体を対象とする。【松村秀士】
関係する省令や指針を改正し、秋ごろに公布する。
厚労省がこの日示した対応案では、ほかにも、職業紹介事業者の手数料実績の公開を義務化する。省令の改正により、職種ごとの常用就職に係る平均手数料率の実績を人材サービス総合サイトに開示するよう規定。定額制の事業者には率の代わりに額の開示を求める。
ただし、これらの開示は
(残り443字 / 全768字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】