厚生労働省の「病院報告」(2024年4月分概数)によると、この月の病院の在院患者の総数(いずれも月間)は1日平均112万7,762人で、前月から1.2%(1万3,181人)減少した。新型コロナウイルスの感染が拡大する前の19年4月分(概数)と比べると8.8%の減。病床の種類別では療養病床の在院患者がコロナ前からの落ち込みが目立つ。【兼松昭夫】
24年4月の1日平均患者数の病床種類別の内訳は、一般病床64万345人(前月比1.6%減)、療養病床22万9,477人(0.7%減)、精神病床25万6,803人(0.5%減)だった。
19年4月に比べて
▽一般病床が5.9%減
▽療養病床が15.9%減
▽精神病床が8.6%減
-といずれもコロナ前の水準には回復せず、療養病床での落ち込みが特に目立つ。
一方、24年4月の病院の外来患者数は1日平均122万2,525人で、前月から2.3%(2万7,272人)増えた。ただ、
(残り545字 / 全947字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】