中央社会保険医療協議会は17日、2024年度の診療報酬改定で新設された「医療DX推進体制整備加算」の10月以降の見直しを決めた。マイナ保険証の利用率の実績に応じて医療DX推進体制整備加算を3区分に再編し、加算1(医科)では現在の8点に3点を上乗せし、11点にする。【兼松昭夫】
■利用実績の基準3カ月ごとに引き上げ、来年4月まで
また、「医療情報取得加算」は、患者がマイナ保険証を利用するかどうかで2区分に設定されている医科の初診時と再診時の点数を、12月以降はそれぞれ1点に一本化する。
中医協がこの日に開いた総会では、医療DXに取り組む医療機関や薬局への診療報酬の評価を武見敬三厚生労働相が諮問し、中医協は即日答申した。
医療DX推進体制整備加算の医科の点数は、10月以降は加算1を11点、加算2は10点に引き上げ、マイナポータルの医療情報に基づき患者からの健康管理の相談に応じることをそれぞれ新たに求める。
これに対し、
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