厚生労働省は3日、医師の偏在対策などを検討する会合で、2025年度の医学部臨時定員の地域枠の配分について具体例を示した。臨時定員の地域枠は24年度比で増やす意向の「医師少数県」に「医師多数県」の定員の⼀部を配分・調整する。厚労省は、各都道府県・大学の意向を機械的に調整したとしながら、医師多数県は24年度より30枠少ない161枠とした。【渕本稔】
25年度の配分方針については4月の検討会で厚労省が示し、合意を得た。医師多数県は、24年度の臨時定員数から原則2割削減し、定員増を希望する医師少数県に配分。その上で枠数に余裕があれば、
(残り586字 / 全851字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】