厚生労働省は5日、2024年度診療報酬改定を官報告示した。高齢者の救急搬送に対応する病棟への評価として新設する「地域包括医療病棟入院料」の包括範囲はDPCと同様にする。【兼松昭夫】
地域包括医療病棟は、高齢者らの救急搬送の受け入れに対応する新たな急性期病棟。
高齢な患者の身体機能が入院中に低下するのを防ぐため、看護配置「10対1以上」の体制を整備し、リハビリテーションや栄養管理、退院・在宅復帰支援などの医療サービスを一体的に提供する。
理学療法士、作業療法士などリハビリ専門職2人以上、と管理栄養士(専任)1人以上の常勤配置も求める。地域包括医療病棟入院料(1日3,050点)では、入院14日目まで初期加算として1日150点の算定を認めるなど入院早期への評価を手厚くする。
厚労省は5日、診療報酬の算定方法の一部見直しを官報告示し、地域包括医療病棟入院料の
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