厚生労働省は、新たな専門医制度でのサブスペシャルティ領域のうち、連動研修を行い得る15領域の専門医について広告を基本的に認めることを決めた。一方、内科や外科など19の基本領域と重複する専門性がある学会認定の専門医に関して、一定期間の経過措置を設けた上で基本的には広告を認めないこととする。【松村秀士】
29日の「医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会」にこれらの対応案を示し、おおむね了承された。
基本領域よりも専門性の高いサブスペシャルティ領域のうち、連動研修を行い得る領域は、専攻医のキャリア形成の観点から基本領域の研修と一体的に実施されるべきとされており、基本領域と強い関連性がある。このため広告できることを認めない場合、対応する基本領域の研修の運用にも影響が出る可能性がある。
こうした状況を踏まえて対応案では、連動研修を行い得る15領域の専門医の広告を基本的に認める。ただし、これらの領域の認定や更新の基準などが現時点では確定していないため、
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