厚生労働省は16日、地域医療構想を実現するため国が助言や集中的な支援を行う「重点支援区域」として宮城県の仙台構想区域を追加で選定した。これにより、支援区域は13道県の計21区域に増加。厚労省は都道府県からの申請を随時受け付け、今後も複数回にわたり選定する。【松村秀士】
仙台構想区域(仙台市、塩竈市、名取市、多賀城市、岩沼市、亘理町、山元町、松島町、七ヶ浜町、利府町、大和町、大郷町、富谷町、大衡村)では、仙台赤十字病院と宮城県立がんセンターが医療機能の分担などを相互に図る。
県の地域医療構想によると、2016年4月1日時点で仙台医療圏に病院が79施設あり、うち精神科病院が15施設、一般病床を有する病院は64施設。また、一般診療所は1,179施設で、うち有床診療所は98施設あった。
また、15年に149万9,000人だった仙台構想区域の人口は25年に148万8,000人、30年には
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