社会保障審議会の介護給付費分科会は18日、2024年度の介護報酬改定に向けた審議の報告案を了承した。医療機関との連携により施設内で感染者の療養を行うことや、他の入所者らへの感染拡大を防止するための医療機関との連携体制の構築や感染症対策につながる取り組みを行う高齢者施設などを新たに評価することを盛り込んだ。【松村秀士】
24年度改定の基本的な視点は、▽地域包括ケアシステムの深化・推進▽自立支援・重度化防止に向けた対応▽良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり▽制度の安定性・持続可能性の確保-の4つ。
■BCP策定や虐待防止措置、未実施なら減算へ
このうち、地域包括ケアの深化・推進では、一定の要件を満たす「協力医療機関」を定めることを介護保険施設に義務付ける。その際、
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