中央社会保険医療協議会の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」は13日、これまでの議論の取りまとめ案を大筋で了承した。一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)に関しては、自分で寝返りを打てるかなど入院患者の状況を評価する「B項目」について、7対1病棟の基準に「適さない」という指摘を新たに書き込んだ。【兼松昭夫】
またDPCでは、データ数が少ない対象病院は「制度になじまない」とする意見を明記した。
データ数が少ないDPC対象病院は、幅広い疾患への対応を評価する「複雑性係数」の値が高くなる傾向にあることなどが分かっていて、取りまとめ案では、診療機能などを踏まえてDPC対象病院ごとに設定する「医療機関別係数」を含め、適切な包括評価になっていない現状があるとしている。
分科会などのこれまでの議論では、DPC対象病院の基準にデータ数の基準を新たに設定し、制度になじまない病院の退出ルールを作るべきだという指摘が出ている。
厚生労働省がこの日示した取りまとめ案は、
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