2024年度の介護報酬改定に向けた基本的な視点案の自立支援・重度化防止に向けた対応の項目に「リハビリテーション・口腔・栄養の一体的な取り組み」が盛り込まれた。11日に開催された社会保障審議会・介護給付費分科会で厚生労働省が示した。多職種が連携することで、質の高い介護サービスの実現につなげたい考えだ。【新井哉】
一体的な取り組みの推進に関しては、分科会が関連団体に実施したヒアリングで、日本栄養士会が、▽入所者のアウトカム▽ADL(日常生活動作)やIADL(手段的日常生活動作)の維持改善▽サービス利用者の生活機能・予後-にとって有用である可能性が示唆されていることや、リハビリテーション・個別機能訓練、栄養管理、口腔の専門職が連携して設定した目標を、リハビリテーション計画や機能訓練計画に反映している施設が少なくないことを説明。一体的な取り組みが「有効」との考えを示し、介護報酬で評価するよう求めていた。
21年度の介護報酬改定では、
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