武見敬三厚生労働相は11日、マイナ保険証への対応に必要なオンライン資格確認の訪問看護ステーションによる導入の義務化を中央社会保険医療協議会に諮問した。訪問看護ステーションによるオンライン資格確認とオンラインでのレセプト請求を2024年6月に始め、秋以降は原則義務付ける内容で、厚労省は、中医協の答申を踏まえて療養担当規則を改正する方針。【兼松昭夫】

　政府が進める医療DX（デジタルトランスフォーメーション）の一環で、オンライン資格確認の導入を訪問看護でも進めることで、業務の効率化や質の高い医療につなげるとしている。

　中医協がこの日開いた総会に厚労省が対応案を示した。訪問看護ステーションによるオンライン資格確認とオンラインによるレセプト請求を24年6月に始め、秋以降は原則義務付ける内容。

　ただ、健康保険証を廃止する24年秋の時点で改築工事を行っているなど「やむを得ない事情」がある場合は、オンライン資格確認の導入を期限付きで猶予する。厚労省は

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