日本医薬品卸売業連合会は20日、医療用医薬品市場で薬価が20円未満の品目数(包装単位別)が49%を占めており、2022年度の流通金額(薬価ベース)では10%を占めていることを中央社会保険医療協議会の薬価専門部会で明らかにした。また、安定確保すべき医薬品の多くが流通不採算品となっているとし、24年度の薬価改定に向けて薬価が20円に満たなかったり、安定確保が求められていたりする医薬品の薬価の引き上げを検討するよう求めた。【松村秀士】
卸連はまた、薬価改定に伴う単価の下落や昨今の物価高騰、担い手不足への対応などに取り組みながら、医薬品卸は医療提供体制を維持するために社会インフラとしての役割と使命感をもって尽力してきたと説明。一方で
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