中央社会保険医療協議会の薬価専門部会は20日、2024年度に行う薬価制度改革に向けて関係団体の意見を聴き、日本製薬団体連合会など製薬3団体は、物価の高騰が続く中で医薬品の安定確保を促すため、「不採算品再算定」「最低薬価」「基礎的医薬品」など薬価を下支えするルールの充実を求めた。【兼松昭夫】
■日医・長島委員「プラス評価の要望ばかり、財源は?」
3団体はその中で、医療上の必要性が高い医薬品をこれらのルールの対象にすべきだと主張し、医薬品の必要性を判断する仕組みを作ったり、医療上不可欠な「安定確保医薬品」をまず精査したりするよう訴えた。
薬価専門部会のヒアリングには、製薬会社や医薬品卸などの9団体が参加し、日薬連は、米国研究製薬工業協会や欧州製薬団体連合会と共に意見陳述を行った。
3団体はその中で、
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