厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症に対応する医療機関向けの診療報酬の特例を10月以降、縮小して継続する方針を固めた。入院では、あらかじめ防護具を着用するなど感染予防策を取って診療する場合に最大で1日に1,000点の算定を認める特例などを引き下げる。【兼松昭夫】

　医療現場での業務の効率化などを踏まえた対応で、中央社会保険医療協議会に13日見直しを提案する。

　新型コロナの中等症の入院患者を受け入れる医療機関は現在、救急医療管理加算の3倍に当たる最大で1日2,850点をそれぞれ算定できる。10月以降はそれらも引き下げて継続する。

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