中央社会保険医療協議会は30日、2024年度の診療報酬改定に向けたこれまでの議論の中間取りまとめを行った。入院・外来・在宅のほか、働き方改革の推進や感染症などのテーマごとに課題や論点、これまでの主な意見を整理した「議論の概要」を厚生労働省が総会に報告した。入院では、高齢者の急変への対応を巡り、急性期病棟と地域包括ケア病棟の機能分化の推進が焦点になる。【兼松昭夫】
一方、外来では、診療所や中小病院による「かかりつけ医機能」の強化を促す報酬の枠組みの具体化を進める。
中医協では、入院・外来・在宅などの議論を2日までに一巡させた。9月から年末にかけてさらに踏み込んで議論し、診療報酬改定案を年明け以降に答申する。
厚労省保険局の眞鍋馨医療課長は30日の総会で、
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