2022年の「医療、福祉」の入職超過率が、現在の形態で統計を取り始めた09年以降で初めてマイナスとなったことが、厚生労働省が公表した雇用動向調査の概況で分かった。「医療、福祉」は離職者数が入職者数を上回っている一方で、主要な16大産業の全体は、入職者が離職者を上回る入職超過となっている。
調査は、全国を対象に「建設業」「製造業」「卸売業、小売業」「医療、福祉」などの16大産業に属し、常用労働者を5人以上雇用する事業所のうち、無作為に抽出した約1万5,000事業所を対象に実施し、上半期と下半期の調査結果を取りまとめた。
それによると、「医療、福祉」の入職者数は約113万8,100人、離職者数は約121万人で、入職超過率は0.9ポイントのマイナスだった。
一方、
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