厚生労働省は4日、「マイナ保険証」の利用をいったん登録しても解除できるようにする方針を決めた。利用登録を解除した人には医療保険者が「資格確認書」を交付する。利用登録した後の解除の手続きはこれまで明確にされていなかったが、利用登録自体が任意に行われる手続きであることなどを踏まえ、登録後の解除を認めることにした。【兼松昭夫】
厚労省によると、利用登録の解除の手続きは、恒久的な仕組みとして新たに作る。詳しい取り扱いは今後検討する。
岸田文雄首相はこの日に開いた記者会見で、健康保険証を24年秋に廃止する政府の方針を維持する方針を表明。それを受けて厚労省は、保険証を廃止した後、「マイナ保険証」を持たない人に交付する資格確認書の取り扱いをメディア向けに説明した。
【お詫びと訂正】
本文2パラ目を、「厚労省によると、利用登録の解除の手続きは、恒久的な仕組みとして今後新たに作る。ただ、資格確認書の交付は「当分の間」の措置とされているため、それを踏まえて取り扱いを検討する。」としていましたが、修正しました。また、本文5パラ目「資格確認書は、従来の保険証からマイナ保険証への移行期に保険者が「当分の間」交付する。」を削除しました。厚生労働省によると、資格確認書の交付自体は「当分の間」の措置ではなく、期限を設けないということです。お詫びして訂正いたします。
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