中央社会保険医療協議会は5日の薬価専門部会で、2024年度の制度の見直しに向け5団体から意見を聴いた。日本製薬団体連合会(日薬連)は、足元で顕在化しているドラッグ・ラグやロス、医薬品の供給問題に対して薬価上の対策が急務だとし、次の制度改革では薬価を下支えする仕組みを充実させるべきだと主張した。【松村秀士】
また、原材料などの調達コストが依然として高騰し、22年よりも影響が大きくなっていると指摘。医薬品の安定供給に大きな影響を与える特殊な事情がある場合には不採算が確実に解消されるよう、薬価を適時引き上げる仕組みが必要だと強調した。
その上で、今後も急激な物価上昇が起きる可能性があることを踏まえれば、
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