社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の介護給付費分科会は28日、2024年度に行われる介護報酬と診療報酬の同時改定に向けて中央社会保険医療協議会の総会と合同で開いた意見交換会の内容を踏まえて議論し、田母神裕美委員(日本看護協会常任理事)は、医療・介護・障害サービスの連携推進に必要な財源の確保を厚労省に求めた。【兼松昭夫】
中医協総会との意見交換会は、24年度の同時改定に向けて介護と医療の連携や調整を一層進めるため、3月から5月にかけて3回開かれ、
▽地域包括ケアシステムのさらなる推進のための医療・介護・障害サービスの連携
▽訪問看護
―など9つのテーマを議論した。
そのうち医療・介護・障害サービスの連携に関しては、多忙な専門職同士の情報伝達を円滑に進めるため、ICT(情報通信技術)を活用して連携を進めるべきだという意見などがあった。
田母神委員は、
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