中央社会保険医療協議会は21日、2024年度の診療報酬改定に向けて、外来医療への評価の議論を始めた。中長期的な人口減少や高齢化を見据えた地域医療の提供体制を整備するため、診療所などの「かかりつけ医機能」を強化し、医療機関の役割分担や連携を後押しする。【兼松昭夫】
外来医療では、「かかりつけ医機能」のほかに、生活習慣病対策やオンライン診療への評価なども議論する。
5月に成立した全世代型社会保障制度関連法には、「かかりつけ医機能」の発揮を促す制度の整備が盛り込まれ、診療所や病院が都道府県に「かかりつけ医機能」の整備状況を報告する新たな制度の運用が25年4月に始まる。
医療機関が報告する「かかりつけ医機能」の内容など制度の骨格は今後、厚労省内で検討することになっていて、中医協では、それに合わせて診療報酬の評価を議論する。
専門的な治療を行う医療機関や
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