厚生労働省によると、介護医療院の全国ベースでの施設数は3月末現在764施設で、2022年12月末現在の751施設から3カ月の差し引きで13施設の増加にとどまった。同年4-6月には50施設増えたが、その後はペースが鈍化。同年7-9月は12施設増、同年10-12月も12施設増と、横ばいの状況が続いている。【大月えり奈】
764施設の類型別の内訳は、重篤な高齢者向けの「I型」が9施設増の515施設(67.4%)、容体が比較的安定した高齢者用の「II型」が4施設増の244施設(31.9%)、それらの「混合型」が増減なしの5施設(0.7%)。
転換元の施設の類型別では、「介護療養病床(病院)」が5施設増の473施設(61.9%)、「医療療養病床(療養病棟入院料1または2の算定病床)が1施設増の152施設(19.9%)、「介護療養型老人保健施設」が増減なしの99施設(13.0%)などの順で、これら3つの類型で全体の94.8%を占めている。「新設」は2施設増の31施設(4.1%)だった。
一方、介護医療院の全国ベースでの病床数は
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