厚生労働省は2日、「人生会議」(アドバンス・ケア・プランニング、ACP)について「よく知っている」と答えた医師や看護師らが半数に満たないなどとする調査結果を、社会保障審議会・医療部会に報告した。委員から、まずは医療従事者の認知度の向上を図る必要があるとの意見が出た。【松村秀士】
ACP(愛称「人生会議」)は、もしもの時のために本人が望む医療やケアについてあらかじめ考え、その家族らや医療・ケアチームと繰り返し話し合って共有する取り組み。厚労省はその普及・啓発を行っている。
厚労省が医療部会に報告した2022年度の「人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査」の結果によると、医師1,462人の45.9%、看護師2,347人の45.8%、介護支援専門員1,752人の47.5%が、人生会議を「よく知っている」と回答した。
一方、「聞いたことはあるがよく知らない」という医師が
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