「医療DX推進本部」が2日開かれ、岸田政権が医療分野で推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)のメニューや実施時期を盛り込んだ工程表を決定した。医療DXの3つの柱のうち、診療報酬改定DXは、共通算定モジュールの提供を2026年度から本格実施する。それに先立ち、先行医療機関で25年度にモデル事業を行い、モジュールの改善を進める。【兼松昭夫】
医療DXは、骨太方針2022に盛り込まれた。診療報酬改定DXのほか、
▽全国医療情報プラットフォームの創設
▽電子カルテ情報の標準化と標準型電子カルテの検討
-が柱。
医療DX推進本部が22年10月の初会合で具体化の議論を始め、23年春に工程表を作ることになっていた。
岸田首相は2日の会合で、医療DXは「サービスの効率化や質の向上により国民の保健医療の向上を図るなど、わが国の医療の将来を大きく切り開いていく」と述べた。
診療報酬改定DXでは、
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