2022年度のDPC対象病院のうち、DPC標準病院群に該当する1,495病院を対象に厚生労働省が行った調査結果によると、入院症例の適切なコーディングを促すため院内に設置する委員会の21年11月-22年10月の開催が116 病院(7.8%)で4回未満だったことが分かった。【兼松昭夫】
■地ケア病棟とのケアミックスが焦点
急性期病院がDPC制度に参加するためには「コーディング委員会」を本来は年4回以上開く必要があり、「毎月開催することが望ましい」とされている。厚労省は、1年間の開催が4回未満だった病院の状況を個別に確認しているという。
調査は、DPC制度になじまない可能性がある病院を含めて診療実態を明らかにするため、22年度のDPC標準病院群に該当する1,495病院を対象に実施(同年5月以降に合併した病院は対象外)し、全病院が回答した。
厚労省は、
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