【元松阪市民病院 総合企画室 世古口務】
2020年度の決算状況を見ると、新型コロナ感染患者に対応する病床を確保するための国からの交付金(病床確保と休止病床の「病床確保料」)により、どの規模の公立病院でも近年まれにみる経常収支比率100%以上、すなわち「黒字」になっています。どの病院の院長も「今年度、黒字ですから」と言って危機感が全然みられていません。当然、病院に勤務するその他の職員にも危機意識はみられません。
企業変革分野における世界的な権威である
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次回配信は5月12日5:00を予定しています
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