厚生労働省がまとめた「概算医療費」2022年度11月号によると、4-11月の医療費は30.3兆円で前年同期比3.0%増となった。診療報酬改定年としては高い伸びが続いている。特に、後期高齢者医療である75歳以上の医療費が4.2%増で、直近5年間では最も高い伸びを示している。団塊の世代が75歳以上に突入し始めたことが要因だ。【ライター 設楽幸雄】
22年度概算医療費4-11月の伸びを医療保険の制度別に見ると、協会けんぽや健康保険組合などの被用者保険は5.3%増、国民健康保険は1.3%減、75歳以上(後期高齢者医療)は4.2%増となった。被用者保険の伸びが最も高いが、前年度の8.5%増に比べると、3.2ポイント低下している。
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