福祉医療機構は3日、病院や診療所、介護老人保健施設などを運営する2,669の医療法人のうち25.3%が2021年度に赤字だったとする集計結果を公表した。赤字法人の割合は20年度の33.5%に比べ8.2ポイント改善したが、事業規模が小さい法人は3割ほどが赤字だった。福祉医療機構では、新型コロナウイルスの感染拡大で患者の確保に苦労するなどそれらの法人の経営が依然として厳しい状況にあるとみている。【兼松昭夫】
集計は、福祉医療機構の融資先のうち2,669法人が提出した21年度のデータが対象。
医療や介護など本業の収益性に当たる「事業利益率」は20年度(2,626法人)から1法人当たり2.0ポイント上昇し、1.9%だった。
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