厚生労働省は3日、2回目の中間年薬価改定として4月1日に実施する2023年度薬価改定を告示した。全収載品目数1万8,197品目のうち、平均乖離率7.0%の0.625倍(乖離率4.375%)を超える1万3,098品目、72%が改定対象となり、告示された。薬剤費3,100億円が削減される。23年度の医療費は46兆円程度が見込まれ、医療費ベースでは0.7%程度の引き下げとなる。【ライター 設楽幸雄】
2年に1度の診療報酬改定の間の年に実施する中間年薬価改定は、21年度改定に続いて2回目となる。診療報酬改定年の薬価改定では、厚労省は薬価ベースの改定率と医療費ベースの改定率を公表しているが、中間年改定では改定率を公表しないとしている。
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