厚生労働省は15日、安定供給問題に揺れる後発医薬品産業のビジネスモデルの見直しに向け、「少量多品種生産」の現状、「製造能力の強化」、激しい価格競争、早期に市場撤退する企業、原薬・原材料のサプライチェーン強靭化、総価取引による薬価下落、オーソライズド・ジェネリック（AG）、バイオAG、医薬品の安定確保のための供給情報の収集・共有などを論点として提示し、有識者検討会に議論を求めた。【ライター　設楽幸雄】

　後発医薬品産業の安定供給問題の背景として、厚労省は特に、「少量多品種生産」に課題があるとの認識を示し、「長期・安定的な医薬品の供給を図るという後発品企業に期待される役割に照らし、どのように考え、どのような方向に改善していくべきか」と提起した。

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